第6章 想いは1つ
唇が離れると
岡「僕もりつちゃんのことが好きだよ。返事が要らないなんて言わないでよ」
切なそうにでもどこか艶やかで普段は出さないような声で言った。
「のぶ君が私を……ほんと、ですか?」
岡「うん。でも、君に先越されちゃった。情けないなー本当に」
「そんなことないです!情けないなんて言わないで下さい」
岡「ありがとう」
そう言って抱きしめられた
暖かい腕の中で私は幸せだった
幸せだな
両思いで抱きしめられてキスをして…
ん、キス?
「ああああああぁ!!!!」
ふと思い出してしまった感触に奇声を発しながらのぶ君を突き飛ばす
岡「え」
驚くのぶ君を置いて部屋に入る