第2章 烏野高校、入学
山口「俺は山口忠。よろしくね。」
私「そっかー。山口君。ありがとう。えっと…。」
もう1人の彼に視線を向けると、その彼ではなく山口君が、
山口「ツッキーだよ!!身長が188センチ!!!」
月島「なんでお前が言うの。山口。」
山口「ごめんツッキー!!」
私「(苦笑)」
その様子から山口君が「ツッキー」と呼んでいる彼のことを大好きということがよく分かった。
月島「…月島蛍。」
私「月島君!心配してくれてありがとう。」二コッ
月島「ッツ///別に…。目の前で壮大にこけられてたら無視するわけにはいかないでしょ…。」
私「アハハ(^_^;)、でも、声かけてくれてうれしかったから!」
先生「早く入れー。校門閉めるぞー。」
そんなやり取りをしている間にずいぶん時間がたってしまった。
私「わ、もうこんな時間…!急ごう!」
月島君と山口君は進学コースだったようで、私とは違うクラスだった。
私「じゃあ、またね!さっきはありがとう!」
山口「うん!またね!」
月島「…また。」
たたっ…
山口「ツッキー!さっきの子、かわいかったね。」
月島「うるさい、山口…。」
山口「ごめんツッキー!…ってあれ?どうしたの?ツッキー。顔赤いよ?」
月島「…は?」