第3章 排球部、入部。
澤村「どんなに優秀な選手だろうが」
影山「?」
澤村「一生懸命でヤル気のある新入生だろうが」
日向「??」
澤村「仲間割れした挙げ句チームに迷惑をかけるような奴はいらない。」
澤村先輩は入部届けを翔陽くんと影山くんに突き返し、2人を体育館の外にほおり出した。
澤村「互いがチームメイトだって自覚するまで部活には一切参加させない。」
そう言うと、扉を勢いよく閉めてしまった。
一瞬シーンとした空気が流れる。
え、えぇぇぇ!!??
私はそこまでするのかと思ったが、すぐに思い直した。確かにそうだ。勝負に夢中になるのはわかるけど先輩たちが注意するのも聞かずに迷惑かけちゃったもんなぁ。でも…。
翔陽くんと影山くんが、扉の外で騒いでいる。
菅原「いいのかよ大地。貴重な部員だろ。」
森脇「あの、澤村先輩。」
澤村「ん?なんだ?」
森脇「えっと…。うまく言えないんですけど、“チーム”とかそういうものって徐々になっていくものじゃないんですか?」
澤村先輩は私の意見に少し驚いたような顔を見せる。
澤村「そうだな。俺もわかってるんだ。だが、あんな状態で練習になると思うか?苦笑」
ソリャソウデスネ!!!
澤村「だから入部を拒否するわけじゃない。でも反省はしてもらう。」
この言葉から澤村先輩がとても優しいってことがよくわかる。自分のために“怒る”のではなく、相手のために愛情を持って“叱る”…。すごく尊敬する。
森脇「澤村先輩はいいお父さんになりそうですね。」
澤村「!?///はぁ、そういう事は簡単に言うなよ!…勘違いするぞ?」
真剣な表情に思わずドキッとする。
森脇「えっ…。あっ、すいません…///」