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ハイスペックな彼女(ハイキュー!!)

第42章 文化祭当日


文化祭当日。


「さっき、5組に行ったら超イケメンがいたの!」
「ほんと!?そう言えば、コスプレ喫茶だったよね。誰が一番、様になってたの?」
「春風さん!執事の格好して、『お帰りなさいませ』って言ってくれるの!」


そんな声が聞こえてきて、ようやく目的の教室を目指す。

「かなた、5組だってよ。研磨」

隣では、研磨が面倒そうに目線を携帯の画面から俺に向けた。

「やっぱり帰ろ。かなたが可哀想」
「ここまできて、何言ってンだよ。それに、可哀想じゃなくて、可愛い、だろ?」
「クロ、顔気持ち悪い」
「顔はイケメンですぅー」

ここまで来て、帰れるかっての。折角のかなたのコスプレだぞ。見ねぇとな。


───


『お帰りなさい…ま…せ…。な、何で…研磨とクロが…』

驚いてる(笑)そりゃそうだよな。何も言ってねーもん。

「んー?そりゃ、澤村達に今日は文化祭だって聞いたからだよ」
「ゴメン。無理矢理、連れてこられた」
「ほらほら、旦那様のお帰りだぞ(ニヤリ)」
『クロ、顔気持ち悪い』
「お前ら、やっぱいとこだな」
『当たり前でしょ。はぁ…お帰りなさいませ、旦那様。お席にご案内しますので、こちらへドウゾ』
「(今、ため息ついたよな…)それにしても、お前脚長いから似合うな」

マジでエロっ。うなじの黒子とか、纏めてる髪の毛が揺れるのとか。サイコー

『ソレハドウモ』
「あれ?手袋はしないんじゃなかったの?」
『燕尾服着たら、手袋もしなきゃ!って言われて…研磨、どう?似合うかな?』
「だて眼鏡してるとエロいな」
『そう見えるのはクロだけじゃない。こちらへ。メニューがお決まりになりましたら、お呼び下さい』


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