第40章 文化祭準備にて
───
そして、冒頭に戻るわけです。
「ねッ!?お願い!!」
『一応聞きますけど、何で私と仁花なの?』
「知らないの!?最近、他のクラスとか先輩で話題になってるんだよ!」
「そうそう!谷地さんと春風さんのツーショットが可愛い!って」
「実際にそう思うよね!」
誰だ。そんなことを話題にしたのは
「だから、二人がお店に出てくれたら優勝間違いなしなの!!」
つまり…私達は生け贄か(泣)
「ど、どうしようか。かなたちゃん…」
『…仁花は嫌じゃないの?』
「私は大丈夫だよ。ちょっと恥ずかしいけど…部費とスポドリは欲しいもんね」
『…はあ…わかりました。但し条件があります』
───
「それで、1年5組はコスプレ喫茶になったのか」
『そうなんです、スガ先輩。部費とスポドリの為に、身体を売ってきます』
「「ちょ!?春風がそんなこと言うなぁぁ」」
田中さん、西谷さん。予想通りの反応をありがとうございます。
「大地にそういう事言っちゃダメだぞ。」
『はい。田中さんと西谷さんだけです』
「「俺達だけ!!?やべぇッ!!」」
(他のクラスも色々とやるみたいで、廻るの楽しそうだな)(スガ先輩のクラスは、お化け屋敷でしたっけ?)(おう!ガチのやつ作ろうって言ってるんだよ(ニッコリ))(…絶対に遠慮させてもらいます。スガ先輩が嚇(おど)かすとか、恐いので…)(それを言うなら、旭だべ。髪の毛下ろしてるだけで、結構ホラーだろ)(確かに)
─条件─
1.写真撮影は禁止
2.お触り禁止
3.長時間(1時間以上)の居座り禁止
※コスプレ店員は、時間を限定させていただきます。ご了承下さい。
違反した際は、入店拒否とさせて頂きます。
続く?