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ハイスペックな彼女(ハイキュー!!)

第25章 兄には欲しくない



「アレって…」
『…?どうしかしましたか、スガ先輩。あ…』

私とスガ先輩は、テーピングなどの買い出しに来ていた。
今回の買い出しは、久しぶりに大量になりスガ先輩に手伝ってもらってお店まで来ていた時の事。
入ってすぐに、スガ先輩はある人を見つけた。
えぇ、そりゃもう面倒な人を。

「及川さん…だよな?」
『スガ先輩。面倒な事になる前に、一度「ああぁ!!かなたちゃんに爽やか君!」…遅かった』

私達の姿を見つけると此方に寄ってきた。
あの人は、地獄耳か?この距離で…はぁ…溜め息が。

「どうも」
「どうも。何でかなたちゃんは、爽やか君と買い物するのに及川さんとは行かないのさ」
『面倒だからです』
「そんなキッパリ!?」

ハッキリと迷惑だと伝えても、いつも面倒くさい。こんな人と買い物なんてした日には、もう顔を殴ってしまいたくなるやもしれ…

「かなたちゃん、心の声が出ちゃって全部聞こえてるから」
『おっと、失礼しました』
「棒読み!?」

ってか、岩泉先輩は何処に…
青城のオカン。早く、この人を回収して下さい。

「んで?今日は、買い出しにでも来てるの?」
「今回は大量になりそうなので、二人で買い出しにきてるんです」
「へぇ~」
『…興味ないみたいなので、スガ先輩行きましょう』
「ちょちょちょ!!ある、及川さん。かなたちゃんに興味あるの」
「いや、春風に興味あるのも、ちょっと…」
『と言うか、迷惑です』
「いいね。かなたちゃんの毒舌。通常運転みたいで」
『スガ先輩、及川さんと話してると陽が暮れます』
「及川さん、スミマセンが…今日は本当に時間ないので失礼します」
「ふーん」
『それでは、失礼します』

珍しく面倒な絡みがない。ヤバい、雪でも降る!?

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