Fall in love with you【R18】
第6章 ●six
「うかいさん、もっと…」
目をトロンとさせ更にキスを強請る。
「これ以上はまたシたくなるからだめだ。」
「けち…」
むすっ、と膨らんだ頬を潰し、起き上がってベッドの下に落としたシャツを着た。
「シャワー借りてもいいか?」
「はい。1階の奥の方にあります。その間に私は朝ごはん用意しときますね」
恋人っぽい会話に擽ったさを感じて、告げられた場所へと向かった。
服を脱ごうとして気づく下半身の不自然な膨らみ。
「くそ、あいつエロ過ぎんだろ…」
頭を抱えたくなるのを抑えて浴室に入り、昂りを抑えようと頭から冷水を浴びた。
冷静になった頭で考える。
おれは藍原のことが好き。
それで、いいんだよな…
「烏養さん、タオルここ置いときますね。」
「っ、おう!」
扉の外から聞こえた声に驚くも平静を装って返事を返す。
「お前も一緒に入るかー?」
「シたくなっちゃいそうなのでヤメときます!」
今の藍原は得意げな顔をしているのだろうか。
やっぱり間違いねぇや。
好きだ。