Fall in love with you【R18】
第1章 First
あの日から2ヶ月
学校で練習の日はほとんどバレー部の手伝いに行くようになった。
だってその時が唯一あの人に会える日だから
「おー、今日もいんのか」
「お疲れ様です、烏養さん」
たった一言、言葉を交わせただけで私の心は幸せな気持ちになれる。
一つ、私と烏養さんの間で変わったことがある。
それは__
「烏養さん今日もかっこいいですね。」
「ったくお前も物好きなやつだな。」
「ふふっ、私見る目は確かですよ?」
私が烏養さんに気持ちを伝えるようになったこと
好きになって1ヶ月が経った頃、意を決して烏養さんに告白をしたのだ。
返事はもちろん、NO
「わりぃけど、お前とは付き合えねぇ」
それが烏養さんの答えだった。
それでも諦めきれなくて、本気だってことをわかって欲しくて、いつもこうして想いを伝える。
真剣に答えてくれたことは無いけど
いつかこの想いが烏養さんに届いたらいいなって、思ってる。