Fall in love with you【R18】
第3章 third
-烏養-
週末である金曜日
烏野町内会を呼んでミニゲームをした後、俺は嶋田達を呑みに誘った。
「なぁ、おすわり行かね?」
「おーいいぜ」
参加の意思を示した数人で車に乗り、あいつのいるおすわりへと向った。
ガラリと店の扉を開けると食欲を刺激するイイ匂いと共にかけられた明るい声。
「いらっしゃいませー!あ、烏養さん!」
ぱぁっ、と向けられた笑顔に俺も一緒に来た奴らの顔も緩む。
「ちゃんと働いてんのか?」
「働いてますよ、奥の座敷にどうぞ!」
五人が余裕で座れる座敷に腰を下ろし、メニューを広げる事なくとりあえず生ビールを注文した。
「おかみさーん!生ビール5つです!」
「あいよー」
パタパタと厨房に入っていった藍原の制服のスカートが揺れ、少しだけ眉を顰めた。
「あの子スカート短いな。見えちまいそー」
なんて笑う隣に座る男の肩をドスッと殴っておいた。