Fall in love with you【R18】
第2章 second
お酒を持ってきてくれた優稀ちゃんに酌をして貰って盃を煽る。
「はぁ〜うまっ!やっぱ若い子に酌してもらうと違うな!」
「止めとけよ、たっつぁん。おっさんみたいだぞ。」
「26なんて高校生からしたらオッサンみてーなもんだろ!なあ優稀ちゃん!」
突然話を振られたにも関わらず彼女は落ち着いた様子で答えた。
「そうですか?感じ方は人それぞれだと思いますけど、私はオジサンだなんて思いませんよ?」
なんだか繋心の言ってた感じと違う。俺の勝手なイメージだったけど。
「優稀ちゃんはさ、繋心のどこが好きなの?」
「好きなところ、ですか?」
「んっ…」
テーブルに伏せた繋心の肩が揺れ、毛布が滑り落ちる。それを直す優稀ちゃんの横顔は高校生なんかじゃなくて『大人の女性』
思わず見とれてしまうほど
綺麗だった。