Fall in love with you【R18】
第8章 ●eight
すべて吐き出し終えナカから自身を引き抜くと「ん…」の切なげに漏れる声。
ゴムを外しティッシュに包んで申し訳程度の隠蔽をする。
「藍原、少し脚開けるか?」
「…は、い」
ナカから溢れ出た蜜をティッシュで拭い、俺のシャツを着せて寝かせた。
正直俺はあちーし、毛布もあっから下だけ履いてりゃ問題は無い。
「にしても…お前から俺の匂いすんの、なんかいいな。」
くたりとした藍原を抱き寄せ肩口に顔を埋めると、シャンプーや汗の匂いと混じって俺のタバコの匂いがする。
「俺のって感じがするわ。」
「そうじゃなくても私は烏養さんのですよ?」
「んーまぁそうなんだけどよ。」
そういや、ピロートーク?なんてまともにしたの初めてかもしんねぇ。
今まではヤったあとは疲れて寝てたし、後処理だってしてやろうなんて思ったことも無かったし…
全部、藍原が初めてだ。
そしてふと、合宿中にバレー部の奴らと話していたあのことを思い出した。
「そういや、今度…デート行かねぇ?」