Fall in love with you【R18】
第7章 seven
バレー部のやつらに関係を打ち明けてから数日後、俺達は再び東京遠征に訪れていた。
もちろん藍原は居ねぇ。
どんなに強請られたって連れてこねぇ。
こんなむさ苦しい場所に誰が連れてくるかってんだ。
男子高校生の脳内なんて煩悩まみれでロクな事考えてねえんだ。藍原なんてぜってー、夜のオカズにされる決まってる。
んな事させるか、高校生はこっそり買ったエロ本か無料サイトのAVくらいで我慢しとけ。
まぁ、練習で疲れてそれどころじゃねぇとは思うけどな…
懐中電灯片手に見回りをしながら独りごちた。
泊まるならこんな所じゃなくてアイツん家がいいぞぉー…
やべぇ言ってて虚しい……
こんな見回りなんかさっさと終らせて寝よう。そうしよう。
小さく決心して烏野バレー部の部屋へと足を進めた。
そして電気の付いた教室をみて盛大な溜息をこぼした。