第4章 GAME START
昨日のことが怖くて、パソコンの電源はつけずにベットに寝ころがっていた。
少しウトウトしはじめていたときのことだった。
"ブォン"
パソコンの電源が入るような音がした。
私は少しびっくりして、パソコンの方を見た。
「…え?…なに…これ?」
真っ黒な画面に浮かび上がる
『GAME START』の文字。
背筋がゾクっとした。
そして、再び昨日の頭痛が襲った。
「…っう。」
再び意識が朦朧とし、私は目を瞑った。
目を開けた。
そこは、昨日の古臭い匂いの漂う教会だった。
「なん…で?」
頭が真っ白になった。