• テキストサイズ

ONLINE GAME

第2章 ゲームヲハジメマスカ?


見た目の割りにずっしりと重くて、
でも何故だか、どうやったら使えるのかが頭でわかっていた。

「よし、目つきの悪いクソガキ。次はお前の番だ。」
黒雷の剣士さんは陽くんの方を見た。

「あ?うっせぇよ。おっさん。」
少しびびりながら陽くんは魔方陣に手をかざした。

再び魔方陣が光だし、先っぽに十字架のようなものがついた杖が出てきた。

「ん?なんだこれ…棍棒か?」
陽くんは不思議そうな顔でそれを眺めた。

「ぶはっ!!!お前…その目つきのわりぃ顔でプリーストかよ!?に、似合わねぇ…!!」
何故か黒雷の剣士さんは笑いはじめた。

「あぁ!?なんで笑うんだよ!?」
陽くんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら怒った。

「あの、さっきからプリーストとかガンナーとか…なんなんですか?」
私は意を決して聞いてみた。

「あぁ、悪かった。職業の事だ。」

「「職業?」」
私と陽くんはついハモってしまった。

「あぁ、説明するわ…」
そう黒雷の剣士さんが言い始めた時。

"ゴーン"

大きな鐘の音が聞こえた。

「おっと。時間のようだな。また、次あった時でも説明してやるよ。」

その声を最後に再びあの頭痛に襲われ
私の意識は遠のいていった…



/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp