第3章 退学
理科のテストが返って来た。
初めての理科の授業でまさかテストされるとは思ってなかったけれど、分からない事はなかったので何も言わずに解いた事を思い出す。
根津「・・・鷹宮。」
名前を呼ばれて先生の元へ行くと、100点と書かれたテストが返って来た。
根津「次。沢田。」
沢田くんは嫌そうな顔をしてテストを取りに行く。
根津「・・・あくまで仮定の話だが、クラスで唯一20点台の点数を取って平均点を著しく下げていた生徒がいたとしよう。私が推測するに、そういう奴は学歴社会で足を引っ張るお荷物にしかならない!エリートになれない者は、生きている資格もない!!」
ピラリと皆にも見えるように見えた点数。
沢田綱吉 26点。
「やっぱダメツナかよーーー。」
と笑いの起きる教室。
麗「・・・あの教師はバカみたい。」
麗の呟いた言葉は、誰にも届く事はなかった。
ガラガラッと開いた扉から入って来たのは獄寺隼人。
隼人「あ、おはようございます!十代目!!」
根津「・・・あくまで仮定の話だが、平気で遅刻をしてくる奴がいるとしよう。そいつはバカな奴とつるんでいる。なぜなら、類は友を呼ぶからだ!!!」
隼人「あぁ!?十代目をバカにすんな!!!」
ツナ「獄寺くんストップ!!先生脅しちゃダメだって!!!」
そのあと、何やら揉めて、根津がケガをした。
根津「~~~っ!!二人とも退学だ!!!」
ツナ「うぇぇええっ!?」