第14章 襲撃

獄寺、ビアンキ、敵の二人に憑依して骸はツナに攻撃を仕掛ける。





攻撃を避けるツナは転倒した。






ツナ「うわっ！」


麗「っ！！」





ビアンキ(骸)「クフフ・・・これで、最後です。」





ヒュッと三又槍を振り下ろす骸。









ガキィィインッと音がして、ツナは恐る恐る目を開ける。




ツナ「た、鷹宮さん！！？」

ビアンキ(骸)「な・・・っ！！」








麗「・・・ごめんね。この子、うちの生徒だからさ。」



自分に嵌められた手錠で三又槍を抑えている麗。






ビアンキ(骸)「・・・麗・・！！！」
麗「私は生徒会長。・・・生徒を守る義務がある。」




キィンッとはじき返し、麗は立ち上がる。




麗「無理やりさせられた会長だけどさ。なったからにはやり切るよ。・・・本体で来い！！」




ビアンキ(骸)「・・・クフフ・・・クハハハハハッ！！！」






骸は麗に向かって先を向ける。



ビアンキ(骸)「いいでしょう。貴女は強いですから。」


























ツナ「・・・ねぇ、リボーン。」
リボーン「なんだ、ツナ。」
ツナ「鷹宮さん、強いね。」
リボーン「・・・誰かを守るってのは力を十二分に発揮するんだぞ。」






骸「クフフッ・・・最初から貴女とこうしていれば良かったですね。こんなに楽しいとは！」
麗「楽しくなんてないっつーの！」
骸「そういう貴女は随分とお強いですね。本当に一般人ですか？」
麗「その質問は聞き飽きたよ。」




ヒュッと突如投げられたダイナマイト。


避けると目の前には三叉槍の柄があった。




麗「ぐっ・・・！」

ツナ「鷹宮さんっ！！！」






壁に叩き付けられる。手錠が外れているわけでもなかったので、ろくに受け身も取れなかった。


頭から血が流れているのが、自分でもわかった。





骸「！・・しばらくそこにいてください。僕が勝つまで・・・。」
麗「・・・ぁ・・。」









骸の悲しそうな顔を最後に、再び麗の意識は闇に沈んだ。