第14章 襲撃
病院に着き、生徒に話を聞いた。
突如襲撃してきた事。隣町ボーイズと名乗っていた事。そこから、隣町の黒曜中の人間の仕業ではないかという事。
麗は大方話を聞き終わった後、電話をかける。
麗「もしもし恭弥?」
恭弥『やぁ。今少し忙しいんだけど。』
麗「一人で乗り込んだの?場所は?」
恭弥『黒曜ヘルシーランドって所だよ。粗方倒した。』
麗「・・・気を付けて、恭弥。嫌な感じがする。」
恭弥『分かった。君はそっちで待ってなよ。』
プツッと切られた電話。
「・・・あれ?鷹宮さん!?何でここに!?」
麗「・・・あぁ、沢田君。ちょっと話を聞きに来たの。」
ツナ「あ、そうなんだ・・・。並中生ばかりが病院にいる気がするよ・・・。」
麗「・・・あながち、間違ってないかもしれないよ。」
ツナ「で、でも!!さっき風紀委員の人達が雲雀さんが敵の所へ乗り込んだって言ってたし・・・!!」
「どきなさいっ!また並中生がやられた!!」
ツナ「・・・えっ!?」
麗「!」
麗はバッとやってくるストレッチャーに近づく。
「こら!君!!」
麗「草壁さん・・・!!何処でやられたのかわかりますか?」
看護師「病院を出た所でやられたって聞いたけど・・・?」
つまり、そんなに時間は経ってない。
麗「・・・恭弥・・!!」
ツナ「鷹宮さん!?」
勢いよく病院を飛び出して行く麗。
ツナ「・・・行っちゃった・・。」