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ラベンダーに誘われて

第9章 新年










麗「んー・・・日本帰ってきてからでもよければ・・?」
ハル「待ちます!!だから最初の土曜日はハルと京子ちゃんに下さいね!!」
武「んじゃ、俺らはその翌日だな!」
麗「分かった。予定空けておくね。」








ディーノ「明日の朝、早いんだ。良かったら夜からこっち来ねぇか?」
麗「そんなに早いんですか?」
ディーノ「6時には車乗っとかねぇと間に合わねぇな。」
ロマーリオ「遅くて起きるの5時半くらいじゃないか?ボス。」
ディーノ「1フロア貸し切りにしてんだ。部屋余ってるしどうだ?」
麗「・・・そんな早朝に迎えに来てもらうのも申し訳ないし、夜そっちに伺います。」
ディーノ「いや、迎えに行くぜ?あと、敬語なしな。」
麗「・・・分かった。とりあえず帰って用意するね。」


ディーノ「おう!また後でな!!」





麗「じゃあまた今度ね、沢田君達。」
ハル「イタリア土産楽しみにしてますねー!!」
京子「気を付けてね!」

ツナ「ま、また今度!!」





























パタンッと家の扉を閉め、着物を脱ぎ散らかす麗。





麗「着物って面倒なんだよねぇ・・。」




私服に着替え、簪を外す。
クローゼットからスーツケースを取り出し、服を詰める。






電話が鳴っているのに気づいて電話に出る。




麗「もしもし?」



『珍しいね。出るのがこんなに遅いなんて。』
麗「ちょっとね。どうかした?恭弥。」
恭弥『明けましておめでとう。・・・それで、どうしたんだぃ?』
麗「明けましておめでとう。しばらく並盛から離れる事になったから荷造り。始業式には戻ってきてるよ。」
恭弥『そう。気を付けて行ってきなよ。』
麗「ありがとう。恭弥は風邪ひかないようにね。」
恭弥『ひかないよ。』





たわいもない話をして電話を切る。










麗「・・・イタリアかぁ・・。」








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