第18章 未来
「麗。」
麗「あ、むくろ。」
骸「僕に一言も声を掛けてくれなかったのは少し寂しかったんですが。」
麗「いや・・・骸、大人になったね。」
骸「10年も経っていれば、ねぇ。」
麗「髪、綺麗だしそのままでいいんじゃない?」
骸「おや、嬉しい事を言ってくれますね。」
麗「過去の骸、牢獄から出せるか調べて見るから。」
骸「・・・クフフ。それでもし僕が裏社会を混乱に陥れたらどうするんです?」
麗「その時は女王権限でなかった事にしてあげるわ。」
骸「・・・それでは手が出せませんね。」
麗「そう?」
クスクスと笑う麗。
骸「貴方にはまだ長生きをしてもらわないと困りますから。」
麗「じゃあお言葉に甘えてもう少し背伸びして生きるわ。」
骸「・・・これからも声をかけてやって下さい。」
微笑む骸に、ポンッと頭を撫でる麗。
麗「当たり前でしょう。」
ツナ「あ!麗ちゃん!!」
隼人「遅ぇぞ。」
麗「ふふふっ。ちょっと話が盛り上がっちゃって。マーモン達には言っておいたけど。」
マーモン「他の人間ならお金を取ってたところだよ。」
麗「ありがとう。取らないでくれて。」
入江「それじゃあ、始めるよ!」
ツナ「・・・ありがとう。」
入江「こちらこそ。・・・ありがとう。綱吉くん。」