第18章 未来
恭弥「麗っ!!!」
移動装置の傍まで来たボンゴレの人達。もうすぐで稼働しそうだ。
麗も骸に言われて撤退に入った。
雲雀たちはすでに移動装置の傍におり、雲雀は麗に腕を伸ばしている。麗も雲雀に向かって腕を伸ばした。
「行かせないぜ?バーロー。」
しかし、麗の身体はザクロに抱き止められ、その手が雲雀に届く事はなかった。
恭弥「麗っ!!!!」
そのまま彼らは転送装置で脱出してしまった。
骸「・・・!麗っ!!」
白蘭「余所見するなんてひどいね。骸クン。」
そう言って白蘭は無残にも幻覚である骸に留めの一撃をさして、幻覚を消し去った。
麗「気安く触るな・・・!!」
麗が勢いよく蹴りを放つと慌ててザクロは麗から距離を取った。
ザクロ「あっぶね!・・・いいキック力だなおい。」
桔梗「ハハンッ。油断しているからそうなるのです。ザクロ。・・・しかし、麗様にはもう逃走手段がありません。大人しく我々の元へいらして下さい。」
麗「嫌よ。」
ブルーベル「にゅう~・・・!!生意気!!!」
麗「小娘に言われたくないわ。」
ブルーベル「・・・あったまきた!!!!」
ブルーベルは再び腕を水に変えて麗へと伸ばす。
しかし、再びパァンッと弾かれてしまう。
ブルーベル「にゅにゅぅ~!!!・・・これでいいんでしょ!!」
「えぇ。十分ですよ。ブルーベル。」
不意に麗の後ろから声がかかった。
麗「っ!」
背後から両手首を掴まれて動けなくなる。
桔梗「ブルーベルに注意を引かれすぎですよ、麗様。」
麗「は、なして・・・っ!!」
麗が腕を振り払おうとするもびくともしない。
白蘭「麗チャン。」
白蘭が目の前にやって来る。麗は蹴り上げようとしたが、残念ながら止められた。
白蘭「君は、僕のモノになるんだよ。」