第3章 退学
綺麗になったグラウンドを見て仕事に入ろうとした時、ガチャッと扉が開かれた。ノックせずに入って来る人は一人しかいない。
麗「恭弥?」
恭弥「ここで寝る。」
麗「そっか。この部屋クーラー利いてるから上着羽織って寝た方がいいよ?」
恭弥「・・・君、生徒会の書類は作った?」
麗「・・・生徒会?いつ?」
恭弥「2学期だよ。部屋割りとか決めないといけないからね。」
麗「今のままでいいじゃない・・・。文句でも出るの?」
恭弥「応接室は風紀委員が使うからね。」
麗「・・・まだ正規じゃないんだね・・。」
麗はカタカタッと打ち込む。
風紀委員会:応接室
恭弥「予算案は?」
麗「そこに印刷で出してある。」
恭弥「・・・さすがだね。」
恭弥はペラッと書類を見て元に戻し、ソファーに寝転がった。
麗「・・・。」
そのまま座り直して仕事に取り掛かった。