• テキストサイズ

【銀魂】夜桜が咲く頃に

第5章 〈銀魂〉〇〇しないと出られない部屋


 顔が少し熱い。まさか、見破られていたなんて……。
 よくよく後ろを見てみると、神楽ちゃんと銀八先生の他にも沖田さん、姉上、桂さん、近藤さん、さっちゃんさん、高杉さん、土方さん、久兵衛さん、山崎さん、それから……。

「……あの……1人知らない方がいるんですけど……」

 オレンジ色の髪の毛を後ろで三つ編みにしている男の人……誰かに似ている気がするが……。

「な、何で馬鹿兄貴がここにいるアルカ!」

「え、兄貴?」

 ということは、神楽ちゃんのお兄さん!?

「そう、よろしくね」

「こんなところに閉じ込めたのも、お前の仕業ダロ!? さっさと出せヨ!」

 神楽ちゃんが語気を荒げる。ここまで怒っている神楽ちゃんを初めて見た……。

「俺のせいじゃないよ。俺も気が付いたら、ここにいたんだ」

 ……嘘ではなさそうだった。それなら、一体誰が……。


『あーあー、皆さん聞こえますか?』


 いきなり、部屋に誰か分からない声が響いた。みんながキョロキョロ辺りを見ると、壁にスピーカーが取り付けられていた。

『ここは○○をしないと出られない部屋です。皆さんにはあるゲームをしてもらいます』

「……あるゲーム?」

 土方さんが怪訝そうに眉を寄せる。
 
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp