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泣かないから迎えに来て。

第1章 行かないで






リナリー『イノセンスと言われたらイノセンスなのかも…』




吹雪にしては冷たくないし




ナラク『雪…吹雪……眠らせる………』




リナリー『ナラク??』



ナラク『あ!いえ……
このイノセンスがなんか、昔のことに似てて。
私の村は年中吹雪で
此処みたいに何もなくて
洞穴を作って生活してたんです。
そしてある日、AKUMAに襲われて
全滅させられた中
私だけ生きていたんですけど……
私、雪の中でずっと何年も凍結されて眠っていたんです。
腐ることなく歳も取ることなく』



ナラクは初めて自分のことを話し始めた。




クロス『……何て村だそこは』



ナラク『え??あ、えっと
サクナ村です、けど??』




元帥は地図を出すとナラクに見せた

ある1点だけ赤丸が付けられていた




リナリー『サクナ村??』


クロス『此処だ。』



ナラク『え??
じゃあ、もしかして』



クロス『てめぇを凍結させて眠らせて守ってたのは
このイノセンスだ
最近人が近付けば皆、凍り付き眠りに落ちると聞いたから来てみたが
俺は何ともなかった。』



リナリー『来てたのはAKUMA??』



クロス『そうなるな。』



ナラク『待ってください!!!じゃあ、このイノセンスは』









━━オカエリ





ナラク『え??』




ナラクが不思議そうにキョロキョロあたりを見渡した



リナリー『ナラク。
呼び掛けてあげて。』



私はナラクに微笑みかけた


きっとイノセンスの声が聞こえたんだ。





ナラク『………イノセンス…』




ナラクがそっと呼び掛けると
吹雪がより一層強くなりナラクに襲い掛かり
しばらくすると吹雪は止み
ナラクの手に一つの弦楽器…チェロが手にされていた。




ナラク『……これ、姉様のチェロだ。』



ナラクはチェロを抱くと崩れ涙を流した。


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