第7章 復讐の日
「冗談でしょ黒川さん…また私のことからかってるんでしょ?それも、オモチャなんでしょ…?」
あまりにも突然過ぎて、頭が付いていかない。
次の瞬間、黒川さんが私のすぐ真横に銃弾を放った。
鼓膜が破れるかと思うくらい凄まじい音と穴が空いたソファーを見て、それが本物だと信じざるを得なかった。
「オモチャに見える?」
黒川さんがニッコリと笑って問いかけてきて、私は小さく首を横に振ることしかできなかった。
殺し屋、なんて、現実にいると思わなかった。
しかし、一般人が拳銃を持っているはずがない。
怖くて後ずさると、黒川さんが立ち上がった。
「ま、自己紹介はこんなもんでいいかな。ここからが本題ね。」
黒川さんは一歩、私に近付いた。