• テキストサイズ

神様の悪戯

第7章 復讐の日


今日は、12月24日。
私の19歳の誕生日。

朝起きると、黒川さんはいなかった。
テーブルの上にメモ書きが残されていた。

"20時には帰る。"

最近はこんな風に、メモを残してくれることも多くなった。

スマホを確認すると、ひなこからメールが入っていた。

"シュリ、ハッピーバースデー!!今度お祝いするね♪"

嬉しかった。
今まで誕生日に誰かからメールをもらったことなんて無かったから。

思わず頬が緩んだ。

"ありがとう。"

そう返信を送り、私は今日の夕飯のメニューを考えた。

黒川さんと同居を始めて、食事を一緒にとる回数が増えて分かったことがある。

黒川さんは肉より野菜派。
味付けは薄めが好き。
魚はあまり好きではない。

今日は特に冷えるし、温かい物がいいだろう。

悩んだ末に、今日の夕飯はシチューとサラダにすることにした。

私は出かける準備をして夕飯の買い物に行った。
/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp