第5章 不審な出来事
「シュリ、顔色悪いけど大丈夫?」
ひなこの声で我に返った。
「うん、大丈夫。とりあえず三人がいなくなって良かったよ。でもまだ気を付けなね。何かあったら私に連絡して?」
「うん…ありがとう。」
「あ、そうだ。ごめん、私ひなこの連絡先消しちゃって…もう一回教えてくれる?」
「うん、わかった。」
ひなこの連絡先を教えてもらい、その日は1日ひなこと一緒にいた。
学校が終わり、一応ひなこを家まで送った。
「シュリ、ありがとう。家まで送ってくれて…。」
「ううん。いいんだよ。じゃあひなこ、また学校でね。」
「うん、またね。」
ひなこと別れ、私はマンションに帰った。