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【カラ松】【一松】DRINK ME

第3章 あおのゆめは【カラ松】


*
カラ松くんの話によると、

仕事中にいきなり博士から連絡があったものでおどろいたそうだ。

事の発端などを説明されたあと、博士にそれはそれは何度も謝罪され、

今はとにかく私を見つけるのが先だと、急いで研究所に向かったらしい。

「わざわざ早退してくれたの?」とたずねると、カラ松くんは、

「あたりまえだろ。」とほほえみながら頭を撫ででくれた。

それから、博士の機転によって無事装着されたGPSを元に

私を追跡したらしい。

「無事に見つけられた時は、ホッとしたよ。」

カラ松くんはそう言っていた。

あのあと、私は無事に元に戻ることができた。

薬の効果が切れたのだ。

私を誘拐した犯人は無事逮捕され、今では冷たい檻の中だ。

一松くんにその旨を伝えると、大変驚かれ、

始終、犯人をひねり潰したい、なんて呟いていた。

「幼かったとはいえ、知らない奴について行くなんて……」

と、カラ松くんに怒られてしまったが、それは本当にそうだと思う。

あのまま、カラ松くんに助けてもらえなかったら、

どうなっていたことか。それでも、きっと私は信じていただろう。

彼がが迎えに来てくれることを。

「俺が、これまで以上に守ってやらないとな。」

「もう戻ったんだから大丈夫!」

そう拗ねたように、腰に手を当てて、すこし頬を膨らませてみせる。

「怖かったんだ。トト子が誘拐されたと聞いて。

変なやつにどうにかされてるんじゃないか、とか

もう会えないんじゃないか、って考えたら、

俺の生きる意味なんてないんじゃないか、とさえ思えたよ。

……だから、もう。俺のそばからいなくならないでくれ。

……ずっと、一緒に生きよう。トト子。」

「うれしい、カラ松くん……!」

愛おしさがこみ上げてきて、耐え切れずにカラ松くんの胸に飛び込んだ。

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