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【カラ松】【一松】DRINK ME
第2章 ひみつのおしろ
*
「さあ、着いたよ。」
ガチャガチャと男が鍵を開けた。
扉が開かれる。
「おっじゃましまーっす!」
ぺいっと履物を放り投げ、ドタドタとあがる。
男は手際よくそれを揃え、小さな背中を追いかけていった。
「うわぁ~!」
少女はこじんまりとした部屋いっぱいに詰められた本やゲームに感嘆の声をあげた。
「好きにあそんでいいからね。」
男がマスクをツマミながら話す。そのニヤついた表情の意味を少女は知らなかった。
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