第14章 とある日のとある日常【2】
「あー、疲れた」
溜まっている書類を放り投げる
「疲れたのは良いけれど誰が掃除するか考えてから行動して欲しかったわね」
「良いですよ、波江さん、私がしますよ」
「いいのよ亞璃亞、貴女は家事担当でしょう?
私は書類担当だから」
「波江さん…////」
「……なんか今日波江気持ち悪くない?」
「あら失礼ね、貴方以外だったら気遣い位するわ」
「俺雇い主なんだけどなぁ」
「波江さんのかっこ良さは元々だからね!」
「ふふ、ありがと」
「/////(波江さん可愛いよ萌え死ぬ…!……あれ、本望?)」
「………」
何だか面白くない、理由は明白だが……
そう、
波江が気持ち悪い
「あ、コーヒー空ですね、入れてきます!」
「亞璃亞ー、俺のも」
「了解!」
「ところでさぁ波江」
「何よ、…聞くまでもないけどね」
「ほんとに気持ち悪い」
「……何時までも焦れったい貴方達のためよ」
「?どういう事?」
「どういう事かしらね」
「お茶入りましたよー」
「………はあ、もういいや
ってか亞璃亞コーヒー」
「はっ、間違えた……だと?」
「そういう所も可愛いわ」
「うわわわわ(ぱくぱく)」
「…………」