第6章 お花見しましょ
着いた公園にはたくさんの人がいて
その中に陣取って私達もお弁当を食べることにした
「野菜、多くない?」
「波江さんが野菜が好きだと言ってたので、」
「俺の好きなものリサーチしたんじゃなかったっけ?」
「レトルト無いじゃないですか」
「…………………」
「うそですよ、
はい、これは臨也さん用」
「あら、やさしいのね」
「はい、十分臨也さんの引き攣った顔が見れましたから」
「亞璃亞………覚えてなよ……」
「今度からご飯にトマト入れますよ」
「………しょうがないなぁ」
「子供みたい……」
「ねぇ、亞璃亞、」
「ふふ、何ですか?」
「帰りに寄りたいところがあるんだけど」
「?
良いですよ?別に」
「あれ?臨也さん?」
「ん?
あぁ、帝君」
あの三人がいた