第5章 初めまして、波江さん
「はい、貴女が波江さんですね!臨也さんから話は聞いてます
上がって下さい!」
「貴女は誰?」
「あ、申し遅れました
春野谷亞璃亞です、私も此処で秘書やらしてもらってるんです」
「ああ、そうなの
聞いていると思うけど私も此処で秘書を今日から務める事になるわ
仲良くして、とは言わないけどどうぞ宜しく」
「はい、じゃあ上がって下さい
臨也さんが待ってます」
「失礼するわ」
と言って波江さんは中へ入っていった
かっこいいし思ってたより美人だし、
とにかく、憧れる人だなあ
「亞璃亞〜?」
あ、臨也さんが呼んでる、
「はい、行きます、」
「何ですか?」
「簡単に言えば役割分担の話なんだけど、」
「何があるの?」
「家事と書類整理」
「なら、私が書類整理するわ」
「良いんですか?」
「家事なんて私、しないもの
それにこいつの為に働くなんて嫌だわ」
「それは書類整理でも一緒じゃあないんですか?」
「家事は俺のため、書類整理は依頼人の為ってとこかな?」
「そういう事よ」
「じゃあ、家事は私がやりますね」
「私、お腹空いたわ」
「あ、朝ごはん食べてないんですよね
スクランブルエッグありますよ?」
「それでいいわ」
「あっためてきますね、」
パタパタパタ
「以外ね」
「何がだい?」
「あんな娘雇ってるなんて」
「少々訳有りでね、」
「まあ、私には関係無いわ
私には誠二が居れば………」
「はいはい」