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あ、そうですか【折原臨也】

第4章 エイプリルフール


「はい、ここがキッチン
調味料の場所がわかんなかったら言ってね、
じゃあ頼んだよ」

「あ、はい、分かりました
じゃあ始めますね、」

まずはスポンジかな、


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よし、出来たぁ〜

今は、………三時!?

意外と時間が経ってないな

ま、いいや、丁度おやつの時間だし

「臨也さーん、出来ましたよ………って寝てるし」

ケーキを置いて臨也さんの貴重な寝顔を見る

ん〜、やっぱりこういう時にする事と言えば

カメラでしょ


ピントを合わせて………カシャ!

うん、よく撮れた、

「こうしてればイケメンなのになぁ、
勿体無い」

「勿体無いは酷いなあ亞璃亞」

え、

多少恐怖を覚えながらもゆっくりと振り返ると

「あの……何時から?」

臨也だった

「写真撮った辺りかな」

「……………消しませんよ」

「だーめ」

「嫌です!」

「俺だって嫌だよ」

「ケーキ捨てますよ」

「………………………………………今回だけだからね」


……子供か!
いや、嬉しいけども!

「じゃあ、食べましょうか」

「…………」

拗ねてる
不満ながらもやっぱりケーキは食べたいんだ

言っちゃ悪いけど

「か……可愛い……」

「は?」


あ、

「な、なんでもないです!」

「俺の事可愛いって思ったんだ?」

「………ケーキ…」

「…しょうがないなぁ」
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