第4章 エイプリルフール
「さて、何か選んでおいで」
「無理です」
「なんで?」
「だって、こんな高そうな所……」
「俺は大丈夫だよ?」
「私の良心が許しません!」
「じゃあ俺が選ぼうかな」
「私のサイズも知らないのにどうやって……」
「知らないわけないじゃん
確かスリーサイズが上から「わーーわーー!!!」…うるさいよ」
こ、怖いっ!口の形からして合ってた…
いつのまに…
「じゃあ選んでくるね」
「え、あ………」
行ってしまった……
このパターン多いなぁ
わ、私もちょっとだけ選んでこよ
ーー三十分後ーー
「ねー、亞璃亞これでどう?」
こ、これは……
そこには主に黒系の可愛い服が沢山並んでいた
そう、沢山
「ね、どうなの?」
「モウホントゼンゼンカワイクナイデス」
「よし、店員さーん」
「ま、待って下さい!」
「ん?あぁその服も選んだの?」
と言って私の選んだ服もレジの上へ
「あ、そうじゃなくて!こんなに駄目ですってば!」
「もう、買っちゃったし?」
はやっ……
「今からでも返してきま「あそこ返品出来ないよ」…え、」
ポスターには返品不可の字が
「諦めな」
そう言った臨也さんの顔は
笑っていた(怒)