第15章 貴方はだぁれ？

「ーーアイツの取り巻きかなんかじゃないの？」

「だって！だって臨也顔赤かったし」

「寒かったからじゃないの？」

「最近私に素っ気ないんだよー、一緒に居てもいっつも淋しそうな顔してるし」

「わかったわ、今度亞璃亞が居ないときに聞いておいてあげるわよ」

「……ありがとう、波江さん…」










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「ただいまー、あれ、亞璃亞は？」

「今日の食材買いに出て行ったわ」

「ふーん、そう」

「貴方酔ってるの？顔赤いわよ」

「ああ、ちょっとね、今日は飲みすぎたかも、」

「まさかとは思うけれど亞璃亞以外の彼女つくったなんて言わないわよね、」

ーー居るとか言ったら殺すわよ、

「んー、それがさ、最近いい女が居てさ、亜美って言うんだけど結構普通とは違った考え方とか俺と同じ考えで面白いんだよ」





「…………それは好きって事かしら？」









「そうだけど？」




「………貴方、最低ね、金輪際仕事以外で私に話しかけないで」