第14章 とある日のとある日常【2】
今日のこの一連の出来事には訳があった
それは昨日の夕方まで遡る
「波江さん、今日もお疲れ様でした」
「ええ、有難う、ところで亞璃亞」
「はい、」
「最近ため息多いわよ」
「えっ、ほんとですか?すみません、不快でしたか?」
「いいえ、それで?確か亞璃亞臨也と付き合ってるのよね」
「まあ、一応、それらしい事はしてませんが」
「やっぱり亞璃亞だって女の子ですものね、
ため息の原因は臨也ね?」
「流石です……
なんだか付き合い始めてから段々構ってくれなくなってる様な気がするんですよね、」
「そうね、それじゃあ心配よね、」
「はい……波江さん、私、どうしたら良いでしょう?」
「……一つ、策があるわ、」
そして、今に至る