第11章 本当は【カラ松+一松】
舌を絡めとられて、激しく吸われた。
その水音だけで、軽くイきそうになる。
一松「うわ。今、中すげー締まった。カラ松にキスされてイきそうになってんの?」
「ふ…あ……ちが、」
カラ松「相変わらず素直じゃないんだな、さくらは」
「だ、だって……! こんな、ひどいよ…ッ」
一松くんにガンガンと奥を突かれながら、涙目でカラ松くんに訴える。
と、カラ松くんの腕が胸に回された。かと思うと、突然両方の乳首を摘まれた。
「あッ…う!」
乳首を指で弄びながら、ちゅっちゅっ、と首筋にキスをされる。
「ひ……やあ…やッ」
一松「さっきよりいい顔してる。やっぱり、あんた、2人同時に攻められて悦ぶ変態じゃん」
「ひ、ひど…い……ちがう、ッ…」
カラ松「何がちがうんだ。こんなに感じてるくせに」
カラ松くんに、耳元にふーっと息を吹きかけられた。
ぞくぞくと変な快感が駆け上がってくる。
一松「あ、また絞まった。……カラ松、今のもっとしてやって。ナカすげー締まって気持ちいいから」
「あ、や、やめ……」
言い終わらないうちに、カラ松くんは、舌でわたしの耳をひとなめした。
思わず、ひゃん、と甲高い声が口から漏れた。
それに気を良くしたのか、カラ松くんは、耳にねっとりと舌を絡ませ、獣のように激しく舐め回した。
「く……やあッ…」
……まずい。頭がぼーっとしてきた。
びりびりと強い快感が身体の奥からせりあがってくる。
一松「……耳、弱いんだね」
「……う、も、もう、やめて……やめてよう……」
カラ松「もっとしてほしい、って顔に書いてあるぞ」
「書いてない…よお……っ」
一松「ナカと乳首と耳とぜんぶいっぺんにされて、気持ちよくなれて、よかったね。カラ松に感謝しないとね」
「や……嬉しくないし…感謝なんて……ッ」
一松「あ、でもさ……これでさっきみたいにクリトリスいじったらどうなっちゃうんだろ」
一松くんの手が、わたしの1番弱い場所へと伸びる。
そして、そこを指先で柔らかくこすりあげられた。
その瞬間。
「ひッ……ああああッ!!」
それまで我慢していた快感が一気にはじけた。
それと同時に、爆発した熱がわたしの意識を包み込んだ。