第46章 がんばっている君に【チョロ松】
やがて、さくらちゃんの息があがってきて、腰の動きが激しくなっていく。
「チョロ松くんッ……ん、うぅんッ…」
チョロ松「さくらちゃんっ…顔、こっち向けて?」
僕は、こちらを向いたさくらちゃんの顎をつかみあげ、乱暴に唇を塞いだ。
さくらちゃんの熱い吐息が、伝わってくる。
僕は、その吐息をむさぼるように、舌を絡め入れた。
「んんッ…! はっ、んッ」
僕とのキスに興奮したのか、さくらちゃんはますます激しく腰を振った。
ふたたびやってくる射精感に、僕は、唇を離す。
チョロ松「さくらちゃんッ……まって、激しい」
「んんッ……ちょろまつくんッ……わたし、イッちゃいそうッ」
チョロ松「だめっ…だめだって……このままさくらちゃんがイッたら、僕、ナカに出しそう……!」
「むりッ……もう無理だよお…イクッ……!!」
さくらちゃんは、大きく身体をそらせた。
その瞬間、さくらちゃんの膣が、僕を思いきり締め付ける。
きゅうきゅうと収縮する膣に、思わずイきそうになるのを必死にこらえる。
そして。
チョロ松「さくらちゃん……っ、だめだ、僕もイクっ」
僕は、さくらちゃんの腰をつかみ、乱暴に肉棒を引き抜いた。
間一髪。
さくらちゃんのお腹に白濁を放ちながら、ほうっと息をつく。
チョロ松「…もう、……さくらちゃん、激しすぎ。もうちょっとで中に出すとこだったじゃん」
「……っごめん」
さくらちゃんは、恥ずかしそうに頬を染めて顔を俯けた。
そんな様子が可愛くて、その首もとに顔をうずめる。
チョロ松「でも、ありがとね。さくらちゃんのおかげで、すごく癒された」
「…ほんとう?」
チョロ松「うん。これからも仕事がんばろーって思えた」
「そっか……!」
さくらちゃんは、ぱっとお花が咲いたように笑った。
……やっぱり可愛い。
この子の笑顔のためなら、なんだってするし、他には何もいらない。
そんなことを再確認した初夏の夜だった。