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【おそ松さんR18】君がため

第45章 可愛い、好き、愛してる【カラ松+一松】




カラ松くんと一松くんにあんな宣言をされた翌日。

覚悟しといて、という2人の言葉どおり、

2人は、さっそく、わたしに迫ってきた。


それは、真夜中のことだった。


夜、わたしは、いつも一松くんの隣で寝ている。

なので、布団の順番としては、わたし、一松くん、カラ松くん、トド松くん、おそ松くん、チョロ松くん、十四松くん、と並んでいる。

何故わたしが一松くんの隣を選んだかと言うと、単純に、端っこが好きだからだ。

誰かに挟まれて眠るのは、あまり好きじゃない……というか落ち着かない。

では、どうして十四松くん側ではなく一松くん側を選んだのかと言うと、それも単純な理由で、十四松くんは寝相が悪いからだ。


十四松くんの寝相は、たぶん、言葉では言い表せないものだ。

布団を蹴飛ばすとか、隣の布団にはみ出すとか、そんな生易しいものじゃない。

だから、わたしは、一松くんの隣で寝ることを選んだのだ。


???「ねえ、さくら…」

???「さくら、起きろ」


突然、身体を揺さぶられる感覚で目を覚ます。


「っえ……は、はいっ」


気持ちよく眠っていたところを突然起こされて、びっくりして飛び起きる。

……と、わたしの枕元にカラ松くんと一松くんが座っていた。

暗くてよく見えないけど、ふたりの唇にはかすかに笑みが浮かんでいるように見えた。


「え……な、なに? どうしたの?」

一松「ちょっと来て…」


一松くんは、わたしの手首をつかむと、そのまま立ち上がった。

わたしは、一松くんに引きずられるようにして、寝室をあとにする。


「えっ……なんなの? どこ行くの?」


後ろからついてくるカラ松くんにたずねると、

カラ松くんは、「いいからいいから」と言ってわたしの肩を押した。


もう〜……なんなの?

眠いのに……!



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