• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君がため

第39章 赤と緑《逆ハーEND》




おそ松くんの唇が肌をかすめるたび、甘い声が漏れる。

まるで、全身が性感帯みたいだ…


おそ松「……ね、さくら。一松と付き合っててもいいからさ、これからも俺たちともこういうことシよ? な?」

「んうっ…あ、う……で、でも……っ」

チョロ松「てか、元はと言えば、さくらちゃんが僕のパーカーでひとりエッチしてたんだからさ……嫌とは言わせないよ」


そりゃあそうだ……

自分からあんなことをして、そしてそれをチョロ松くんに見られて……今更なにを言っても無駄だ。


おそ松「えっ、さくら、チョロ松のパーカーでひとりエッチなんてしてたの!?」

チョロ松「うん。おそ松兄さん、知らないでしょ?さくらちゃんはね、僕の匂いがだーいすきなんだよ」

おそ松「うわー、なにそれ! 超見たかった! ……ってか、チョロ松うらやましすぎ!」

「もっ、もう……なんで言っちゃうの! チョロ松くんのばか…!」


もう……恥ずかしすぎて沸騰しそう。

本人に見られたのも十分恥ずかしいけど、まさかそれをおそ松くんにバラされるなんて…!


しかし、その瞬間。


チョロ松「へえ……今、ばかって言った?」

「あ……」


チョロ松くんの顔に、黒い笑みが広がった。

……まただ。なんか、よくわからないスイッチ入れちゃった。


「ご、ごめ……」

チョロ松「さくらちゃんは、自分の立場を理解してないみたいだね?」

おそ松「おっ、なになに? チョロ松スイッチ入っちゃった? チョロ松がその気なら、お兄ちゃんも頑張っちゃうよ〜♪」


おそ松くんは、そう言って、八重歯を見せてにたりと笑った。

……どうやら、チョロ松くんだけじゃなく、おそ松くんもスイッチが入ってしまったらしい。

変なことを言わなければ良かった……


おそ松「…じゃあ、まず、体勢変えようぜ? 今度は俺がさくらの正面に行きたい」

チョロ松「あー、そういうことね」


えっ……どういうこと?


どういうことか理解できないわたしを置いて、おそ松くんとチョロ松くんは、完全に通じ合った様子で、顔を見合わせてうなずいた。

それを合図とするかのように、おそ松くんの手が、わたしの腰を抱き寄せる。

そして、そのまま、くるりと身体を回転させられた。



/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp