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【おそ松さんR18】君がため

第35章 壊れゆく《カラ松END》




その瞬間、口内に侵入してきたカラ松くんの舌が、わたしの喉の奥に何か固いものを押し込んだ。


「んぐっ…」


それを飲み込んだ瞬間、唐突に、視界が歪んだ。

天井が……壁が……そしてカラ松くんの顔が……歪み、かすみ、どんどんぼやけて見えなくなっていく。


「あ……な、なに……? カラ松くん……何を飲ませたの……?」


朦朧とする意識の中、カラ松くんに向かって手を伸ばし、問う。

すると、カラ松くんは、わたしのその手を取った。

まるで、童話の中の王子様のように。




カラ松「…おやすみ、さくら。良い夢を」




カラ松くんは、わたしの額に口づけをした。


それが最後だった。

わたしの意識は、そのまま、奈落の底へと引きずり込まれていった……




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