第4章 お風呂場で【おそ松】
密室にふたりきり……
しかもわたしは裸だ……
やばい、と本能が警笛を鳴らす。
おそ松「さっきトッティから聞いたんだけど……トッティと最後までシたんだって?」
「あ……な、なんで」
おそ松「あいつのあんな勝ち誇った顔、オレ初めて見たよ。いやぁ〜、まいっちゃうよな」
おそ松くんは、わたしの両手首を、お風呂場の壁に押し付けた。
そして、わたしの首筋に唇を寄せる。
おそ松「まさか、末っ子に先こされるとは思わなかったよ。てか、なんで受け入れちゃったわけ?あいつのこと」
「受け入れてなんかない…! あれはトド松くんが無理矢理……」
おそ松「ふーん? でもさくら、無理矢理されて気持ち良くなったんだろ?」
「気持ちよくなんて……なってない……」
おそ松「へえ、じゃあ気持ち良くなかったんだ? さくらは無理矢理されて喜ぶ淫乱ちゃんなのかと思ったのに」
「ちがう……! ひどい!」
おそ松「ちがう? じゃあさ、それを今証明してみせてよ」
そう言うと、おそ松くんは、腰をかがめ、無防備に露出したわたしの胸に舌を落とした。
「っっ……!!」
おそ松「あは、感じてんじゃん。無理矢理されても気持ち良くないんじゃなかったの?」
「う……気持ちよくなんて……っ」
反論しかけたそのとき、さっきよりも強めに乳首を吸い上げられた。
「ひゃんっ……!!!」
おそ松「説得力ぜんぜんねーじゃん。それのどこが『気持ちよくなんてない』なわけ?」
「うっ…く……も、やだっ…」
おそ松「ほら、こっちももうぐちょぐちょ」
おそ松くんの指が、わたしの下の口をかき混ぜる。
「あっ…!は、うぅ…!!」
おそ松「さくら、ここの壁に手ついて、尻こっちに向けて」
「えっ……な、なんで? 嫌だよ、そんなかっこ…」
おそ松「さくらに拒否権はありませーん。ひどくされたくなかったら、言うこときいて」
そんな恥ずかしい体勢、したくない……
でも、ひどくされるのは嫌だ……
それに、どうせ抵抗したって無駄なんだ。
わたしは、言われたとおりに、お風呂場の壁に両手の平をついた。