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【おそ松さんR18】君がため

第34章 青空と君の背中《カラ松END》




『さくら〜、帰ろ〜!』

「ごめん! わたし、部活に入ることになって……今日から放課後は部活に行かないといけないの! だから、先に帰ってて〜」

『えっ!? 部活? あんたが?』

「あーっ、今どうせ続かないって思ったでしょ? 今回は大丈夫。中学のときみたいにはなりませんっ」

『そう……それならいいけど。ちなみに訊くけど、何部に入ったの?』

「んーっとね……演劇部!」

『演劇部〜? なんでまたそんな縁のなさそうな部に?』

「ふふっ、ひみつ!」


そう……これは、わたしだけの秘密だ。

誰にも言っていないし、これからも言うつもりはない。






……松野カラ松くん。


彼こそが、わたしが演劇部に入ろうと思った動機である。



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