第3章 誰にもわたさない【トド松】
トド松「さくらちゃんの中……きっつ……」
トド松くんは、つらそうに顔を歪めた。
トド松「すっご……さくらちゃん、めちゃくちゃ締め付けてくる……っ」
「痛いっ…トド松くん痛いよっ……おねがい、抜いて!」
トド松「ここまで来て抜くなんて……むりっ!」
「ひうっ…!?」
一気に奥をつらぬかれて、あまりの痛みに意識が遠のきかけた。
「あっ…く」
トド松「ほら、全部はいったよ…? 」
「ぜんぶ……」
そんな……
まさかこんな形で処女を失うなんて……
トド松「動かすね…」
「んっ……あうっ」
トド松くんは、ゆっくりと腰を動かして律動を開始した。
抜ける寸前まで引いて、一気に奥を突かれて、それを何度も何度も繰り返す。
奥を突かれるたびに、裂けるような激痛が走る。
しかし、その痛みが、快感に変わるまで、そう時間はかからなかった。
「んやっ…! …あっ! …あんっ! …やぁ!」
トド松「は……はは、声出るようになってきたね。慣れてきた?」
「ちっ、ちがうっ…!」
トド松「口では強がっても、さくらちゃんのここ、奥にあたるたびにきゅって締め付けてくるよ?」
「あ…あああっ……う」
かーっと顔に血が集まる。
……恥ずかしい。
こんな姿を見られて。こんなことをされて感じて。
トド松「……さくらちゃん、かわいい。さくらちゃんの感じてる顔を見てるだけで…僕……っ」
トド松くんは、眉根をよせた。
つぎの瞬間。
突然、モノが引き抜かれた。かと思うと、お腹に熱いものをかけられた。
それがトド松くんが吐き出した白濁であることに気づいたのは、トド松くんがぐったりとわたしに覆いかぶさってきたときだった。
「……と、トド松くんっ…」
トド松「はぁ……さくらちゃん、好き。今、すごくしあわせ」
「……」
わたしは、トド松くんを怒れなかった。
こんなにひどいことをされたのに、心のどこかで彼のことを受け入れていたのかもしれない。
トド松「……さくらちゃん、ごめんね。体、よごしちゃった」
「あ……う、ううん」
トド松「シャワー、浴びておいで?兄さんたちが帰ってくる前に」