第2章 再会【一松、おそ松+十四松】
「十四松くん……? どういうこと?」
十四松「えへへー! さくらちゃんってさ、バカだよねえー! なんの警戒心もなくおれたちの家にあがってさー! 何かされるとか思わなかったのォ?」
「……え? な、なに……?なんなの?どういう意味?」
十四松「高校の同級生だから安心してたのォ? 自分がどんな目で見られてたかも知らなかったんでしょ? ウケる〜!」
「じゅうしまつくん……?」
十四松くん……どうしちゃったの?
何を言ってるの?
怖くなって、一歩あとずさる。
と、背中が何かにぶつかった。
振り向けば、そこには、おそ松くんが立っていた。
「あ……」
おそ松「十四松、あんまり虐めてやるなよ。 さくら、泣いてるから」
十四松「ごっめーん、兄さん。 さくらちゃんも、ごめんね?」
十四松くんは、わたしとの距離を詰めると、わたしの首に抱きついた。
十四松「泣き顔もめちゃめちゃ可愛いからいいんだけどさー」
「……っ!」
おそ松「ほーら、そういうこと言わない。 さくらが怖がってるだろ?」
十四松「はーーーい! じゃ、どうする? ここでする? それとも場所変える?」
「す、するって、なにを……」
おそ松「えー、それ訊いちゃう? ま、仕方ない。教えてやるよ」
おそ松くんは、そう言うなり、背後からわたしの体に手を回し、ぎゅっと胸を鷲掴みにした。
おそ松「こういうことだよ〜?」
「ひゃ……や、やめ」
十四松「あーーー! 兄さんばっかりずるい! ぼくにも触らせてー!」
「あう……十四松く、」
十四松くんは、わたしの顎をつかむと、わたしの唇に自分の唇を重ねた。
「んんっ…」
十四松「さくらちゃん、ちゃんと口あけて?」
「いやっ……ふたりともやめてっ」
おそ松「はは。残念だけど、それは聞けないお願いだな〜」
おそ松くんは、服の中に手を入れて、下着の上から胸を揉みしだいた。
「んあっ……」
思わず声をあげた瞬間、ひらいた口から、十四松くんの舌が侵入してきた。
「や、んん、んっ、ふ」
おそ松「へー。キスだけで、ブラの上から分かるくらい乳首びんびんになってるけど? さくらって、見かけによらず淫乱?」
「ち、ちがっ……」