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【おそ松さんR18】君がため

第18章 好きって言って【カラ松、一松】




***


おそ松くんとのお話しが終わると、みんなは、それを待っていたかのように、連れ立って銭湯に出かけていった。

時計を見ると、もうすぐ9時になるところだった。


わたしも、そろそろお風呂に入って寝る支度をしようかな…


パジャマと新しい着替えを用意して、お風呂場に向かう。


と、そのときだった。


ぐいっと腕を引かれて、わたしは居間に引き戻された。

かと思うと、乱暴に床に押し倒されて、キスをされた。


「んんッ……!」


突然の出来事に、頭が上手く回らない。

わたしにキスをしているのは……だれ?

まさか、強盗?


「ちょっ……やめて!」


その分厚い胸板を力任せに押して、突き放す。

しかし、その瞬間。その人の顔を見て、わたしは目を見張った。


「……えっ! カラ松くん!?」


そこにいたのは、カラ松くんだった。

彼は、わたしを見ると、にたりと唇に笑みを湛えて、ふたたび覆い被さってきた。


わたしは、このカラ松くんを知っていた。

これは……完全にスイッチが入ってしまったときのカラ松くんだ。


でも、わたしは、カラ松くんのスイッチを入れるようなことはしていない。

それとも、こんなふうになるくらい欲求不満…とか?


「ちょっと…カラ松くんっ! どうしちゃったの…っ」


カラ松くんは、わたしの首筋に舌を這わせながら、スカートの中に手を入れた。

さわさわと嫌らしい手つきで太ももを撫でられる。


「んんっ……カラ松くんっ…」

カラ松「…さくら、今日一松と出かけたんだな」

「っえ……?」

カラ松「ごめん。すごく嫉妬した」


嫉妬?

カラ松くん……だからこんなことを?


「ふ…あっ……カラ松くん、銭湯は…っ?」

カラ松「そんなのいい。今はさくらを抱きたい…っ」


見上げたカラ松くんの顔は、いつになく余裕がなくて。

きゅん、と胸がしめつけられた。



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