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【おそ松さんR18】君がため

第15章 ふたりで【カラ松】




暗闇の中で密着し合うわたしとカラ松くんの身体。

カラ松くんの吐息が、頬にあたる。


「か、カラ松くん……?」

カラ松「この前はごめん。目の前で一松とシてるとこを見せつけられて、カッとなってあんなことしてしまったんだ……。3Pなんて嫌だったよな」

「そ……それは……」

カラ松「あんなこと、もうしないよ。これからは、ちゃんと、ふたりで愛し合いたい」


ふたりで愛し合いたい……?

それって、つまり……


頭が結論に至るより先に、カラ松くんに唇を奪われた。



「んんッ……」


手を握られ、指と指を絡められた。

そのまま、わたしは、押し入れの床に押し倒された。


カラ松「一松には内緒な」

「あ……ちょっと、カラ松く――」


言い終わる前に、ふたたびキスで口を塞がれた。


濃厚なキス。

舌と舌で糸を引かせてはまた口づけ合い、それを何度も繰り返す。


カラ松「さくら…好きだ……っ」


キスの合間に、カラ松くんが、愛の言葉を口にする。


カラ松くんの声は、まるで媚薬のようだった。

耳元で囁かれただけで、身も心もとろとろに蕩けてしまいそうになる。


「わ、わたしも……」


好き、とは言えなかった。

わたしにそんなことを言う権利はなかった。


「カラ松くん……っ、あ」


カラ松くんの手が、服の中に滑り込んでくる。

その手は、わたしの身体を、まるでその線を確かめるように撫で回した。


「あっ……いや…う」


身体を撫でられているだけで、びくびくと反応してしまう。


カラ松「ずいぶん敏感な身体だな。これも一松に仕込まれたのか?」

「ち、ちが……ちがうよ…っ」

カラ松「じゃあ、さくらはもともとこんな嫌らしい身体なんだな」


すーっ、とカラ松くんの手が太ももにおりてくる。

太ももからお尻にかけてのラインをなぞられて、わたしは、快感を抑えきれずカラ松くんのパーカーをぎゅっとにぎりしめた。


カラ松「……それ」

「えっ……?」

カラ松「わざと? 煽られてるようにしか感じないんだが」


カラ松くんは、ぺろりと舌で自分の唇を舐めた。






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