第9章 一押し二金三男 \❤︎/
高杉を引き寄せて、ふわっとした頭をなでる。
わしゃわしゃとするとその手触りがなんとも気持ちよかった。
「…満足か」
「とっても満足です」
凛はとても満足そうに笑顔でそう言った。
今度は反対に高杉が凛の頭をなでてやると、凛は気持ち良さそうに目を細める。
また唇にキスを落としてやれば甘い声が漏れた。
「んっ……」
ゆっくりと、今度は互いの感触を確かめ合うようなキス。
「んっ、…ふぁ……」
高杉は凛の体を持ち上げて、するりと帯を解くと体から引き抜いた。
そうすればもう前を隠すものは何もなくて、そのしなやかな肢体が露になった。
「晋助様っ…」
「あァ?」
「そろそろ……ほしいっ、です……っ」
真っ赤な顔で懇願するように言えば、高杉は楽しそうに笑みをこぼす。
そして高杉も着物を脱ぎ捨て自身を取り出すと、おもむろに脚を開かせてヒクヒクと誘うソコに押し挿れた。
「あっ……!」
挿れただけで凛のナカは一気にきゅうっと締まって、その感覚がたまらない。
「あっ…あんっ、やぁっ、あぁんっ」
「……、」
「あっぁっ、ぁあっ、ひゃあっ……」
コイツのこんな顔もこんな声も、こんな乱れた姿も誰にも見せたくない。
自分だけのものにしたいと強く思った。
「やあっ…しんっ、すけさまぁっ、ぁあっ、だめっ、あっ…!」
「っ…」
無我夢中で凛の好きなところを突いてやると、我慢できないのか凛は腰を浮かせて高杉の背に手を回した。
「あっぁ、ひゃぁんっ…あっ、ああんっ……」
「…っ、」
不意に背中にチクリとした痛みを感じて、高杉は顔を顰めた。
だがこれはいつものことで、特段気にすることもない。