第6章 HAPPY VALENTINE'S DAY \❤︎/
着物をはだけさせて下着ごと一緒に剥ぎ取ると、高杉はニヤリと笑った。明らかに、何かをしようと企んでいるのが分かる。
「何をするんですか…?」
「何をするって、こうに決まってんだろ」
高杉は置いてあったスプーンでチョコレートをすくうと、凛の胸にそのチョコレートを垂らした。チョコレートがかかると、体験したことのない感覚に体が少しピクンと震えた。
「っ!?」
「こうした方がうめえだろ」
「…やると思いました」
「今年のバレンタインはこれでいい。お前ごと食う」
「…変態です」
「…言ったな?」
また高杉はニヤリと不敵な笑みを浮かべると、ボウルごと持って溶けたチョコレートを全て凛の体にかけた。
チョコレートはドロドロで少しあったかくて変な感じがする。
部屋中に甘い香りが立ち込めて、脳まで甘く痺れたみたいだ。
立ったまま今度は体ごとこちらを向かされて、高杉は凛の胸の頂きにあるチョコレートをペロッと舌で舐めとった。
「ひゃっ…」
そしてそのまま舐めたり吸ったりを繰り返す。
いつもとはまた違う感覚に頭も体もビリビリと痺れてきて、チョコレートでこんなことを……という背徳感がさらに凛の気持ちを昂らせた。
「あっ…やぁっ」
「俺の指を舐めて感じたか?ククッ、どっちが変態だかわかんねえなァ?」
「言わないでくださっ、ぃ…」
さっきまで必死に高杉の指を舐めていたと思うと羞恥でさらに顔が熱くなって、少し期待してしまったなんて言えるはずがない。
高杉は知ってか知らずか、食べてくれと言わんばかりに主張する胸の頂を丁寧に舌でころがしたり吸ったりを繰り返していた。
弱いところを執拗に攻められ続けて体は疼き、キュンとなったそこからはまた甘い蜜が溢れてくるのが分かった。