第6章 HAPPY VALENTINE'S DAY \❤︎/
「晋助様っ…これでは作れませんっ」
「作る必要なんてねえよ。」
「でもでもっ」
「今から作るのも大変だろ?今回はこれで許してやらァ」
すると高杉は後ろから凛を抱き締めたまま、ボウルにたっぷりと入っている溶けたチョコレートを指ですくった。
そしてその指をそのまま凛の口内に突っ込んだ。
「んっ!」
いきなりのことに戸惑う凛にはお構い無しに、高杉は指を口内に突っ込んだまま言った。
「舐めろ」
「んんっ」
高杉の言葉通り、凛はゆっくりと高杉のチョコレートのついた指を舐め始めた。
口内で舌を動かして舐めたり、それを吸ったり。
「…きれいにしろよ」
「んっ…んぁっ…」
逆らうことなく、凛は口内から出されたチョコレートのついた指をぺろぺろと舐めとっていた。
「んぅ…はぁっ」
一生懸命にチョコレートを舐めとる凛の口から指を引き抜き無理やりこちらを向かせて唇を奪うと、ほんのりとチョコレートの味がした。
さらに舌を絡めるとチョコレートの味が強くなって、甘くて頭がおかしくなりそうだ。
チョコレートと凛を味わうように口内を犯しながら目を開けると、苦しそうに呼吸を止める凛の顔が目に入った。
この顔がなんとも官能的でさらに興奮を煽る。
やっとのことで唇を離すと、銀の糸に繋がれて荒く息をつく凛の着物を無理やり脱がした。
「晋助様っ…!」
「大人しくしてろ」