第21章 冷血硬派♡高杉くん \❤︎/
「はぁっ……はぁ、」
「……ッ」
高杉の吐息が耳にかかって、それから愛しさが込み上げて凛は高杉をぎゅっと抱きしめた。
「…晋助様、あの、助けに来てくれてありがとうございました。…とっても嬉しかった、です」
高杉は凛から顔を背けると言った。
「…当たり前だろ」
「…ほんとに嬉しかったです。それにあの時の晋助様、とってもかっこよくて…」
「………」
「…やっぱり、晋助様じゃないと……ダメ、ですっ…」
「………」
「…晋助様?こっち…向いてください」
そっぽを向く高杉を下から覗き込んで、高杉がいつもしてくれるように額にキスをする。すると頭を掴まれて唇に口付けられた。
「…もう怖ぇ思いさせねーからよ」
「…ありがとうございます。大好きです、晋助様…」
凛も体を起こして、ソファーの上で向かい合う。
感謝と愛しさを込めて、凛は高杉の頬にキスをした。